
コモンモードチョークコイル、コア
高透磁率、低Q値、広い温度範囲で安定したノイズ抑制効果
システムの小型化・軽量化に貢献
- ※ファインメット®は(株)プロテリアルの登録商標です。
貴社に合わせた材料活用方法を提案します
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注:本標準品サンプルは車載用途、特殊用途での使用は初期評価用途に限ります。
車載用途、特殊用途、及びカスタム対応のご相談は下記のお問い合わせからご連絡ください。

注:本標準品サンプルは車載用途、特殊用途での使用は初期評価用途に限ります。
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軟磁性材料(ファインメット応用品・リボン)へのお問い合わせ
従来 “結晶質軟磁性材料の結晶粒径は大きいほうが軟磁気特性は高く、結晶粒径が小さく成れば軟磁気特性は劣化する。” とされていました。当社は結晶粒径をナノメートルオーダーまで小さくすると、逆に軟磁気特性が飛躍的に向上することを見出しました。
ナノ結晶軟磁性材料「ファインメット®」は、このように従来常識を覆し高い軟磁気特性を実現した材料です。
Feを主成分として、Si(シリコン)とB(ボロン)および微量のCu(銅)とNb(ニオブ)です。
ファインメット®はリボンでも、加工後の応用品(コア、コイル、シート製品)でも販売しています。
- 補足
- ファインメット®の素材(材料)はファインメットリボンと呼びます。
ファインメットリボンはリボンの状態ではアモルファス(非晶質)状態ですので、カタログに記された磁気特性を得るには結晶化のための熱処理を施すことが必要です。
マウザー・エレクトロニクスより購入可能です。下記のWEBにて購入をお願いします。
ファインメット®の透磁率は温度変化に対し変化が少ない特長があります。
フェライトを使用したCMCより広い温度範囲で安定した性能を発揮します。
一般的な推奨使用温度は-40度~130度の範囲です。
コモンモード・チョーク・コイルとは、図のように1次側と2次側の巻線比が同一で(𝐿1=𝐿2)また、巻線の極性(巻線の方向)を合わせたものです。電気回路においてコモンモードノイズを低減するために使用されるコイルです。
エアコン ポンプ 汎用インバータ等 各種インバータ機器 通信機、医療機器などの電源に使用されています。
近年では xEVの車載インバーター 車載電源機器 代替エネルギーパワコン 等に広く使用されています。
ファインメット®-コモンモード・チョーク・コイルは、広範囲の周波数で効果的なノイズ低減効果が得られるように設計されています。
一般的には、数十キロヘルツ(kHz)から数十メガヘルツ(MHz)の範囲で効果を発揮します。
- 1数十キロヘルツ(kHz)から数十メガヘルツ(MHz)の広い周波数範囲で効果を発揮します。
- 2高い効果を持ちながらも比較的小さなサイズで設計できます。
これにより、スペースの制約のある回路や機器にも組み込むことが可能です。 - 3-40℃の低温環境~130℃の高温環境においても優れたノイズ低減効果を発揮します。
電気回路で用いられる素子であり、インダクターあるいはリアクトルとも言います。目的の周波数より低い周波数の電流を通し、目的の周波数より高い電流を阻止するための電気回路部品です。
- 補足
- ノイズ対策用のチョークコイルとして コモンモードチョーク と ノーマルモード(ディファレンシャル)チョークがありそれぞれコモンモードノイズ ノーマルモードノイズの対策に使用されます。
コモンモードノイズは電源線対地間に生じるノイズです。電源線+側 -側に同じ方向のノイズ電流が生じ、電線の容量成分などを通じて地絡し、大地を経由して戻ってくるノイズです。ライン対地間に生じるノイズなので抵抗による減衰が期待できず遠くまで影響する性質があります。
ノーマルモードノイズは電源線間に生じるノイズです。 電源線の+側 -側に異なる方向のノイズ電流が生じます。
+側の線から出てゆき -側の線を通じて戻ってくると考えるとわかりやすいでしょう。
- 1定格電流(Rated Current):適切な定格電流(通常は最大許容電流)を持つ必要があります。
回路内で予想される 最大電流を考慮して、コイルの定格電流を選択します。- 補足
- コモンモード・チョーク・コイルの温度は 一般的に コイルの熱容量と 直流抵抗と電流による損失の関係で決まります。
定格電流を大幅に上回る電流で使用すると異常な発熱により焼損事故につながります。
- 2インピーダンス(Impedance):対策したいノイズの周波数範囲で高いインピーダンスを持つコイルを選んでください。
- 補足
- インピーダンス(Ω) = インダクタンス(H)x周波数(Hz)x2xπ という関係があります。
性能の指標としてインピーダンスで説明される場合とインダクタンスで説明される場合がありますが、同じ内容の話と考えて差しさわりありません。
- 3定格温度:コイルの絶縁は絶縁樹脂、電線によって保たれています。
カタログ内の各コイルには 絶縁樹脂 電線など使用部材に応じた定格温度と定格電流時の温度上昇(参考値)が記されていますので使用環境温度+温度上昇<定格温度 の範囲でコイルを選定してください。- 補足
- 定格電流時の温度上昇(参考値)は特定の試験環境における値ですので、必ず実装環境における温度上昇を確認してください。
- 4サイズ制約:コイルのサイズや形状を適切に選ぶ必要があります。
CMCは軟磁性材料で出来たコアに巻線(コイル)を施した構造をしており、コイルに電流が流れようとするとコア内に磁束を生じ、電流の変化を抑えるように機能します。
コイルに誘起できる磁束の量(総磁束)は 飽和磁束密度(Bs)という磁気特性、コアの断面積、コイルの巻数に比例して決まります。
CMCの磁気飽和とは、コア内の磁束密度が飽和磁束密度に到達することを表しています。
磁気飽和を起こすと、それ以上磁束を誘起出来なくなるためノイズ電流の抑止もできなくなります。
- 補足
- 磁気飽和の原因はさまざまですが 一般的には以下のような原因が考えられます。
- 1)アンバランス電流による偏磁 +側 -側の電線に流れる電流は原則的には同じですが、何らかの理由で電流に差異が生じた時
- 2)パルスノイズ等 ノイズレベルが高すぎて磁気飽和してしまう。
- 1コモンモードノイズの除去:CMCは、コモンモードノイズが電源ラインに流出することを防ぐ役割を果たします。
- 2EMI(Electromagnetic Interference)の低減:CMCは、回路内で発生する電磁干渉(EMI)を減少させる効果も持ちます。
EMIは、電子機器が発する電磁波が他の機器に影響を与える現象です。
CMCは軟磁性材料で出来たコアに巻線(コイル)を施した構造をしており、コイルに電流が流れようとするとコア内に磁束を生じ、電流の変化を抑えるように機能します。
フェライトコアを使用したCMCではインピーダンスのR成分が低いためノイズのエネルギーは一旦CMCに蓄積された後、異なる周波数帯域に放出されてしまいますが、FMコアを使用したCMCではインピーダンスのR成分が大きく、ノイズのエネルギーがコイルで消費されるので大きなノイズ減衰効果を発揮します。
- 1インピーダンスの選択:コイルのインピーダンスは、ノイズ除去に大きな影響を与えます。コモンモードノイズの周波数範囲を把握し、その周波数において高いインピーダンスを持つコイルを選択する必要があります。
- 2設置位置と配線:ノイズ源に近い位置にコイルを配置することで、ノイズを効果的に除去することができます。
主要製造拠点
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持続可能な社会を支える高機能材料会社
1兆332億円
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