モーターコア用アモルファス合金積層接着リボンを開発

アモルファス合金積層接着リボン

アモルファス合金は、鉄損を大幅に低減できる一方、硬度が高く素材が薄いため、量産適用はアキシャルギャップ型※1に限られていました。この課題に対し、プロテリアルはラジアルギャップ型※2モーターコア用に、複数枚のアモルファス合金リボンを連続積層接着する技術を開発。独自の接着技術により90%以上の高占積率を実現し、アモルファス合金の磁気特性を損なわずに積層化が可能になりました。薄さの問題解決と金型素材の最適化による打抜き加工の課題解決により、アモルファス合金を使用したモーターの普及に貢献します。

  1. ※1アキシャルギャップ型:2枚の円盤形をした回転子(ローター)の間に固定子(ステーター)が挟まった形状のモーター。
  2. ※2ラジアルギャップ型:一般的なモーターの1種で、円筒形の回転子の周りを固定子が取り囲む形状のもの。