経営
電線材料事業 連続鋳造圧延ラインの合理化投資のお知らせ
2015年11月5日
日立金属株式会社
1. 背景
電線材料における導体は、すべての電線を構成する基本となる材料であり、電線製造を続ける上で導体製造設備は最重要設備です。一方、老朽化も進行していることから、今般、合金添加などの独自技術を導入するとともに、エネルギー効率・生産性の大幅な改善を目的として、建屋の一部改造等を含み、上流工程ラインの一新を図ることを決定いたしました。
2.設備投資の目的
将来の市場縮小時にも対応可能な、ダウンサイジングによるエネルギー効率を高めたラインを設置します。さらに独自技術・プロセスを導入し、さまざまな制御技術を駆使した特長ある導体製造ラインを実現します。また、当該設備では新材料である高機能純銅「HiFC®」などの銅合金の安定的な製造も可能となります。
高機能純銅「HiFC®」の特性を生かした導体製造プロセスの合理化により、製品の競争力強化やアプリケーションの拡大、また、微量元素添加技術を応用した、新たな高付加価値製品の展開など、当社はさらに製品の選択と集中を加速してまいります。
3.設備投資の概要
設置場所 : 茨城県日立市
投資総額 : 数十億円
以 上
【本件に関するお問い合わせ先】
日立金属株式会社 コミュニケーション部 TEL 03-5765-4075