高効率変圧器用アモルファス合金Metglas™2605HB1Mが十大新製品賞を受賞
2014年1月6日
日立金属株式会社


日立金属の高効率変圧器用高 Bs アモルファス合金Metglas™ 2605HB1Mが、日刊工業新聞社 第56回(2013年) 十大新製品賞を受賞いたしました。
地球温暖化防止のため、省エネルギー化、二酸化炭素排出量の削減が望まれています。その中で、電力供給網で使用される変圧器に対しても、エネルギー変換効率の基準が強化されるなど、高効率化が求められています。
変圧器の損失は、鉄心で発生する待機電力に相当する無負荷損(鉄損)と負荷に依存しその2乗に比例して増加する巻線で発生する負荷損(銅損)からなります。このうちの無荷損を減少させるには、鉄心にアモルファス合金などの低鉄損の磁性材料を使用する必要があります。
日立金属が開発し、販売を開始した高効率変圧器用高 Bs アモルファス合金Metglas™ 2605HB1Mは、高い飽和磁束密度を維持しながら、従来材よりも低鉄損化、低励磁電力化を実現しました。その結果、方向性電磁鋼板に比べ変圧器の無負荷損を1/3程度まで小さくできるだけでなく、変圧器をより小型・軽量かつ低騒音化することが可能となりました。
以 上
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