TCFD提言およびTNFD提言に基づく2026年度開示を実施
2026年9月30日
株式会社プロテリアル
株式会社プロテリアル(以下、プロテリアル)は、本日、TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures 気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に基づき気候変動が事業活動に与える影響に関する2026年度の開示を行いました。
また、自然資本や生物多様性に関する課題への対応を強化するため、TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures 自然関連財務情報開示タスクフォース)提言に基づく情報をプロテリアルとして初めて開示しました。
1.情報開示の背景・目的
プロテリアルは、気候変動や自然資本・生物多様性に関する課題が事業活動に与える影響を重要な経営課題の一つと位置付けています。
2021年6月には、TCFD提言への賛同を表明し、気候変動が事業活動に与える影響について継続的に分析・開示を行っています。これにより、気候変動に関するリスクや機会を的確に把握し、経営戦略に反映するとともに、透明性の高い情報開示を進めることで、ステークホルダーからの信頼獲得と持続可能な成長の実現をめざしています。
また近年、生態系サービスを提供する生物多様性の損失が世界的な課題となる中、2030年までのネイチャーポジティブ(自然再興:自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させること)実現に向けた取り組みが国際的に加速しています。その1つとして、企業が自然資本や生物多様性への依存・影響、リスクと機会を評価し、財務的観点から情報開示を行う国際的な枠組みとして、2023年にTNFDの最終提言(v1.0)が公表されました。
こうした背景を踏まえ、今般プロテリアルは、当社としては初めてTNFD提言に基づく情報開示を実施しました。今後、継続的な開示の充実を通じて、自然関連リスクの管理・改善、ステークホルダーへの情報提供の充実、企業価値の向上を図っていきます。
2.今年度の開示のポイント
(1)TCFD提言に基づく開示
①プロテリアルグループ全体の2025年度のCO2排出量(Scope1+2)は前年度比16%減少しました。2030年度に2015年度比38%削減という目標の達成に向け、省エネルギー施策および再生可能エネルギー導入の取り組みを着実に進めています。
②Scope1、Scope2およびScope3カテゴリー1について第三者認証を取得し、温室効果ガス排出量データの透明性・信頼性の確保に努めています。
③ERM(Enterprise Risk Management)体制の構築によりリスクマネジメントを強化しています。気候変動に伴うリスクを成長機会へ転換する環境戦略のもと、グリーン成長の実現をめざしています。
- TCFD開示資料:
https://www.proterial.com/tcfd/
(2)TNFD提言に基づく開示
①TNFDの開示枠組み(v1.0)に基づき、LEAPアプローチ※を用いてプロテリアルグループの直接操業を対象とした分析を実施しました。
- ※LEAPアプローチ:企業が自然との関わりを把握し、自然関連リスク・機会を評価するための手法。L(Locate)自然との接点を特定、E(Evaluate)依存・影響を評価、A(Assess)リスク・機会を分析、P(Prepare)対応策と情報開示を準備の4段階で進める。
②特定した優先拠点のうち、「株式会社プロテリアル 安来工場」および「株式会社プロテリアル金属 土浦工場」を対象にシナリオ分析を実施し、重要性の高い自然関連リスクおよび機会を定性的に特定しました。併せて、主な対応策や関連指標について、2024年度実績、2030年度目標を開示しました。
③今後は、プロテリアルグループのその他の優先拠点やサプライチェーンの上流・下流へと分析範囲を拡大し、継続的な開示内容の充実を検討する方針です。
今後ともプロテリアルは、環境資本に関するリスクと機会を適切に把握・管理し、ステークホルダーの皆さまと対話を継続することにより、ビジョンとして掲げる「持続可能な社会を支える高機能材料会社」をめざしてまいります。
以上
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