「第十八回お守り刀展覧会」に協賛
2025年9月4日
株式会社プロテリアル
株式会社プロテリアル(以下、プロテリアル)は、「第十八回お守り刀展覧会」に協賛しますので、お知らせします。
1.「お守り刀展覧会」について
お守り刀は、古来、目に見えぬ魔から身を守るために所持されてきた短刀です。現代でも、子どもの健やかな成長や持ち主の身を守ることを願い、出産祝いや冠婚葬祭の贈り物として広く活用されています。
お守り刀展覧会は、全国の刀匠・刀職者から募った作品のうち優秀なものを選んで展示するもので、刀剣に関係する伝統技術の継承と向上を図るとともに、日本の伝統工芸の健全な発展に寄与することを目的として2005年から開催されています。
<名称> | 第十八回お守り刀展覧会 |
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<主催> | 全日本刀匠会、お守り刀展覧会実行委員会、坂城町鉄の展示館、林原美術館 |
<会期> | 坂城町鉄の展示館(長野県坂城町) 2025年9月6日 ~ 2025年11月16日 |
林原美術館(岡山県岡山市) 2025年11月29日 ~ 2026年1月18日 |
2.協賛の背景
プロテリアルの主力工場である安来工場(島根県安来市)は、古来の製鉄方法であるたたら製鉄を行っていた経営者らが出資して1899年に設立した雲伯鉄鋼合資会社を前身としています。当初はたたら製鉄でつくった鉧(けら)、玉鋼、錬鉄(包丁鉄)などを全国出荷していました。その後もたたら製鉄を応用して生産効率を高めた角炉による生産を始めるなど、現代に至るまで技術を発展させながら、たたら製鉄で培った鉄づくりの精神を引き継いで、世界に誇れる特殊鋼の生産を行っています。
また、プロテリアルの原点の一つであるたたら製鉄そのものの技術と文化を継承していくために、公益財団法人 日本美術刀剣保存協会が主催する日刀保たたらの操業を1977年(当時は日立金属株式会社)から支援しており、日本刀の材料である玉鋼の生産に貢献しています。
このような背景がある中で、玉鋼を材料として日本伝統美術工芸の粋を集めて製作されてきたお守り刀の伝統技術の継承と向上を願い、お守り刀展覧会に協賛しています。
3.「第十八回お守り刀展覧会」協賛内容
- 最優秀作品へのプロテリアル賞※授与
- 運営費協力
なお、プロテリアルは、第十八回お守り刀展覧会開催と連動して、長野駅、岡山駅、倉敷駅等で広告を掲出します。
- ※プロテリアル賞:重要無形文化財保持者を除く、審査員・招待出品を含む全作品の内、特に優秀な作品を1点表彰する。投票は出品審査員を除く全審査員の投票により行われる。

以上
【報道機関からのお問い合わせ】
コミュニケーション部 担当 南、井上 TEL 050-3664-9519