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新高性能ダイカスト金型用鋼「DAC-X®」が
2023年“超”モノづくり部品大賞「奨励賞」を受賞

2023年11月10日
株式会社プロテリアル

 株式会社プロテリアル(以下、プロテリアル)の新高性能ダイカスト金型用鋼「DAC-X」が、モノづくり日本会議/日刊工業新聞社主催の“超”モノづくり部品大賞において、「奨励賞」を受賞しました。贈賞式は、12月13日(水)に行われる予定です。

1.受賞内容

“超”モノづくり部品大賞

対象製品:新高性能ダイカスト金型用鋼「DAC-X」

受賞内容:モノづくり日本会議/日刊工業新聞社主催
2023年“超”モノづくり部品大賞「奨励賞」

  • “超”モノづくり部品大賞
    日本の産業や社会の発展に貢献することをめざして、モノづくり産業のグローバル競争力の源泉である部品・部材を対象に、「機械・ロボット」「電気・電子」「モビリティー関連」、「環境・資源・エネルギー関連」「健康福祉・バイオ・医療機器」「生活・社会課題ソリューション関連」の6分野において、毎年卓越した製品が選出されています。
    プロテリアルでは、「高靭性・高切削性 新冷間ダイス鋼『SLD®-f』」で機械・ロボット部品賞を受賞した昨年に続く受賞となりました。

2.製品概要

DAC-X イメージビジュアル
DAC-X イメージビジュアル

 近年、自動車の低燃費化と低価格化の市場ニーズが高まる中、軽量化とリサイクル性に優れるアルミダイカスト製品の適用範囲が広がっています。これに伴い製品形状の複雑化や高強度アルミ合金の使用など、高い溶湯温度を適用される製品が拡大しています。また、生産性向上として、成形のハイサイクル化の傾向にあり、鋳造時の加熱・冷却の温度差による金型への負荷が過酷化することで、ひび(ヒートクラック)が発生しやすくなります。

 これら背景により、プロテリアルは新たなダイカスト金型用鋼DAC-Xを開発しました。DAC-Xは、高温強度を引き出す合金設計に鋼種独自の組織制御プロセスを組み合わせることで、高温強度と靭性の兼備を実現しています。特に、熱負荷の高い用途において耐ヒートクラック性に優れていることからも、金型寿命を延伸することが可能であり、金型の補修工数の低減や、生産性および品質の向上に寄与します。このため、本品使用において、ダイカスト鋳造工程におけるトータルコストの低減にもつながります。

 プロテリアルは、今後も新材料開発に注力するとともに、お客様の課題を解決するソリューション技術に磨きをかけ、自動車向けをはじめとした金型業界の変革に応じた提案を実践し続けていきます。

DAC、DAC-X、SLDは株式会社プロテリアルの登録商標です。

以上

【お問い合わせ】
株式会社プロテリアル コミュニケーション部 担当 車谷 TEL 080-2108-0159