ABOUT US
最先端のデジタル技術やロボティクス技術、AIやビッグデータを活用し、プロテリアルはさらなる進歩をめざします。
お客様の課題を解決する革新的な新材料をできるだけ早く提供するためにはどうしたら良いか。
長年抱えてきたこの課題を解決する、当社の最新技術をご紹介します。
お客様の課題を解決する研究開発DX
D2Materi™
お客様の課題を解決する新しい革新的な材料をスピーディーにお客様へ提供
WhyD2Materi™の開発背景
MI(マテリアルズ・インフォマティクス)とは、統計分析や機械学習といった情報科学の手法を取り入れることにより、材料開発の高効率化をめざす技術です。近年の情報科学の進歩に伴い、従来の試行錯誤や手作業を中心としていた手法に対してMIを取り入れることにより、材料開発を加速させる試みが各国でさかんに行われています。プロテリアルは「金属を中心とした組織・組成制御技術」と「広範なお客様との強固な関係性」という2つの強みを持ち、新しい材料領域への挑戦や新市場への展開をするとともに、お客様を拡大してきました。そこにMIを加えることで、高強度、しなやかさ、軽量、高耐久性、豊富に存在する元素の優先的利用といったお客様のニーズを満たす製品を、より短期間に低コストで提供するためにMIのプラットフォーム「D2Materi™」を開発しました。
WhatD2Materi™とは?
「D2Materi™」は、複数のツール群から成り、必要となる材料の特性を達成できる開発すべきターゲット材料を見つけ出す計算モデルです。計算科学と生成AIの活用によりお客様の課題を解決する材料をスピーディーに提供します。これまでの開発では多くの実験を繰り返す必要があり、開発期間が長期化するという問題がありましたが、「D2Materi™」を活用し仮想実験を行うことにより、開発期間を大幅に短縮するだけでなく、網羅的な配合探索を行うことによって、求められる特性を1つも犠牲にすることなく製造できる条件を見出すことに成功しました。

HowD2Materi™の活用
具体的にはお客様のご要望(熱損失を減らしたい、発電効率を上げたい、摩耗量を減らしたい、接着、複合性を良くしたい)をヒアリングして材料特性(熱輸送、潤滑、化学反応、物資輸送、濡れ、強度etc)との紐づけを行い、言語モデル等のAI技術も用いてデータ分析・活用を行います。計算科学で原子スケールから実験よりも高速に試行を重ねて理想的な材料を設計し、生成AIで試作・量産の効率化をはかるなどの活用方法が考えられます。
FeaturesD2Materi™の特長
生成AIを活用した独自のアルゴリズムを活用することが可能で、外挿※精度の向上が期待できます。このため実験によって得られた既知のデータのトレンドから、未知のデータの値を予測できます。また、従来の実績にとらわれない新たな特性や特徴を持つ材料を製造する条件の予測にも優れていることから、革新的かつ高性能な材料の設計や開発が可能です。 ※ 外挿:既知のデータをもとに、データ範囲外の条件で予想される結果を求めること
