チルドタワーとは

03Wシリーズ

Wシリーズに03Wシリーズを追加

当社独自V(ブイ)コイルで省エネ性低下を極力抑えイニシャルコストを低減しました。

[図]V(ブイ)型冷却コイルを採用

冷却塔の銅コイル設計を見直し、空気と散布水の流れに関してシミュレーション・検証を繰り返した結果、チルドタワー上部に配置された密閉蒸発式冷却コイルにある傾きを持たせることにより、冷却効率を向上させました。これにより、冷水温度差5~10℃において冷却性能は従来機種(02W1)とほぼ同等のまま、低価格化を実現しました。

空冷チラーシステムとの比較(2007年末時点 当社試算)

冷却仕様 冷水入口水温25℃、冷水出口水温20℃、水量60.0m3/h
試算条件 関東地区(50Hz)、電気料金/電力基本料金込み\12/kWh、水道料金/工水:70円/m3

イニシャルコスト差回収期間

[図]イニシャルコスト回収期間

年間ランニングコストと炭酸ガス排出量

[図]年間ランニングコストと炭酸ガス排出量

熱源機器COPと熱源システムCOP(*)

  • 「建築・設備の省エネルギー技術指針」((財)空気調和・衛生工学会)出典
[図]熱源機器COPと熱源システムCOP

熱源機器COP(上図赤枠参照)とは熱源機器単体の定格運転条件下でのエネルギー消費効率を表し、従来から熱源機器の省エネルギー性を評価するために最も一般的に使用されている評価基準です。しかし、冷水供給のための省エネルギー性を評価するには、冷水を供給するために投入した全エネルギーで評価する必要があります。従って、冷水を供給するシステムでは、年間熱負荷量(熱源出力)を年間エネルギー消費量(熱源機器、冷却搭や一次ポンプを含み、二次ポンプは一般的に含まない)で除した値である熱源システムCOP(上図青枠参照)で省エネルギー性を評価することが適切と考えます。そこで、チルドタワーでは熱源システムCOPを冷水供給システムの省エネルギー性を評価する指標として採用しております。