その他

【贈賞式開催】
光ファイバー式警報トロリ線システムが
第65回十大新製品賞「増田賞」を受賞


株式会社プロテリアル

 株式会社プロテリアル(旧 日立金属株式会社、以下 プロテリアル)の光ファイバー式警報トロリ線システムが、日刊工業新聞社主催の十大新製品賞において、「増田賞」を受賞しました。本賞は東海旅客鉄道株式会社(以下 JR東海)との共同受賞となります。贈賞式は、1月26日(木)に経団連会館にて催されました。

1.受賞内容

写真:増田賞

対象製品:光ファイバー式警報トロリ線

受賞内容:日刊工業新聞社主催 第65回十大新製品賞「増田賞」

  • 十大新製品賞

    優秀新製品の開発奨励とわが国産業界の技術水準の向上に資することを目的として1958年(昭和33年)に日刊工業新聞社が創設した制度で、毎年、その年に製品化され、発売された新製品の中から10点を厳選し、表彰されています。産業界での評価は高く、この種の賞としては現在「最も権威ある賞」として位置付けられており、最高位の「増田賞」は年によっては該当案件がなく、特に秀でた製品へ授与される栄えある賞となります。
    当社では、1981年に旧日立電線株式会社が「偏波面保存光ファイバ」で初受賞して以来18回目の十大新製品賞受賞となりますが、増田賞は初となります。

2.製品概要

写真:光ファイバー式警報トロリ線
光ファイバー式警報トロリ線

 新幹線をはじめとした鉄道車両は、線路上の架線(トロリ線)から車両の屋根に搭載されるパンタグラフを通じた電気供給を受け走行しています。パンタグラフとトロリ線が接触する構造のため、最悪の事態としてトロリ線が摩耗する影響で断線し、列車の運転ができない状況が起こり得ます。それを防ぐため、従来の警報トロリ線システムでは、内部にメタルの検知線を使用し、流れる電流の有無で摩耗の監視を行うため、列車走行によるノイズが発生しない夜間でしか検知を実施できませんでした。

写真:増田賞 受賞者 於 贈賞式(左から、日刊工業新聞社・井水社長、JR東海・森副社長、プロテリアル・西山会長)
増田賞 受賞者 於 贈賞式
(左から、日刊工業新聞社・井水社長、JR東海・森副社長、
プロテリアル・西山会長)

新たにJR東海とプロテリアルが共同で実用化に成功した「光ファイバー式警報トロリ線システム」は、検知線に光ファイバーを使用することで、常時トロリ線の状態を監視することができ、摩耗の進行状況をリアルタイムで把握可能です。これによってトロリ線の断線トラブルを未然に防ぐことができます。
 プロテリアルは、今後も多様化するニーズに対応し、社会基盤を支える高機能材料の開発に取り組んでいきます。

以上

【お問い合わせ】
株式会社プロテリアル コミュニケーション部 担当 車谷 TEL 080-2108-0159